いつも塔ノ岳から羨望の目で眺めていた丹沢最高峰の蛭ヶ岳(1,673m)。体力的に塔ノ岳経由で日帰りで行けるのは丹沢山が限界の私。「今日こそは蛭ヶ岳!」と意気込み出発するけど、結局丹沢山で引き返すということを何度繰り返してきたことか。
しかし、今回は夏休みを使って1泊2日で蛭ヶ岳を目指しました!事前に蛭ヶ岳山荘のHPをチェックすると、素泊まり6,000円、夕食と朝食が付いて8,000円でした。あまり荷物を持って行きたくなかったので1泊2食付きのプランをチョイス。メールにて連絡を入れるとすぐに予約完了のメールがきました。

いつもの大倉バスロータリーからスタートして鍋割山(案内図⑤鍋割山陵ルート)〜塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳へ向かい、帰りは塔ノ岳から大倉尾根(通称バカ尾根)を下って大倉バス停に帰ってくるルートです。
予報では晴れだったのに、準備を進めながら山頂に目を向けると少しずつ厚い雲に覆われてきました。山の天気は読めないですね。

そして丹沢といえばヒル。注意喚起のポスターやヒル対策用の塩があります。雨上がり時にはかなりの目撃情報がT X(Twitter)に上がっているので、気をつけてください。経験則ですが、大倉からの登山道にはあまり見かけたことはないので、道中ではついつい忘れがちになってしまいます。

出発準備を終えて、登山者カードを記入し、登山ポストに投函。

登山者カードも念入りに記入したし、早速登山開始です。大倉からは塔ノ岳への大倉尾根と鍋割山への鍋割山陵ルートがあり、バス停を出るところで別れます。
《1日目 7:30》大倉バス停出発
バス停の前にある山守茶屋の脇を通って、民家や畑の間をのんびりと歩きます。


この日は良く晴れていて、気温は30度を超えるという予報でした。準備運動を兼ねて、足腰を伸ばしながらゆっくりと進んでいきます。遠くには丹沢の山々が見えます。山頂には雲がかかっているのが気になります。

15分ほどのんびりと歩いていると、鍋割山陵ルートの入り口が見えてきます。畑の間に小路があり、その先が入り口です。

鍋割山陵ルートは生い茂る林間の道に入り口があり、入り口には鹿避けの網があるので手で除けて入ります。


鍋割山登山の序盤はなだらかな勾配の森林が続いているので、のんびりと進むことができます。この日は平日だったので人も少なく静かなハイキングができました。山頂までに出会った(追い抜かされた)人は3組くらいで、土日の混雑が嘘のような静寂でした。

スタートしてから40分程度で四十八瀬川のせせらぎが聞こえてきました。夏の登山だったので川の水で手を冷やしたりしながら涼を感じながら進みます。
途中、四十八瀬川を渡ります。この日は水が少なかったので、気持ち良く川の中をジャブジャブ歩きました。

大量の水が入ったペットボトルが置いている広場に到着。これらのペットボトルは山頂の鍋割山荘に届ける歩荷ボランティアです。
大きな物は焼酎の特大ボトルくらいのサイズから2Lのペットボトルまであり、体力に余裕があれば協力してみるのもありです。


ついにここから本格的な登りが始まります。山頂までは2.4km。晴れていて気温は高いですが、気分は上々。早速登っていきます。


《1日目 9:15》後沢乗越
急登が始まって30分ほどで後沢乗越に到着。この時点で滝のような汗が全身から吹き出して目にも入ってくるほどに。一息ついて、再び登山再開。

その後、ひたすら地面をみながら急登を一歩一歩登っていきます。

後沢乗越から1時間ほど急登を進むとようやく山頂付近が見えてきました。この辺りで急登は終了。暑くてどうなるかと思ったけどなんとか凌ぎました。
さらに進むと空に続く木の階段が出現。ついに最初のポイント、鍋割山山頂に到着しました。
《1日目 10:30》鍋割山到着
真夏の気温でふらふらになりながらも鍋割山山頂に到着。ここまでに想定以上に水分を摂っていたので、山荘で水を購入(400円)。夏空の下、秦野の町を眺めながら先客の登山者が名物鍋焼きうどんを食べていました。



《1日目 10:45》鍋割山出発
今回はまだ先が長いので15分ほどの水分補給休憩で出発。ここから塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳へは稜線歩きになります。

《1日目 11:40》金冷し到着
鍋割山を出発して、小丸・大丸を通過し、大倉尾根ルートと合流地点の金冷しに到着。残り600mの木の階段をのぼってけば次のポイント・塔ノ岳へ到着します。

《1日目 12:05》塔の岳山頂
塔ノ岳山頂到着! 鍋割山を出発して1時間半弱で塔ノ岳につきました。金冷しからの木の階段と夏の日差しで体力が尽きてしまったので、ここで昼食をかねた長めの休憩を取ることに。残念ながら雲が掛かって眺望はあまり良くなかったです。ここの眺望が楽しみの一つですだったので、復路に期待です。
塔ノ岳山頂では強風が吹いており、ここまでかいた大汗が一気に冷やされて、寒いくらいです。


《1日目 12:35》塔の岳山頂出発
塔の岳から丹沢山までは2.6km。稜線を約1時間程度歩きます。今日は雲が掛かって視界があまり良くないのですが、晴れた日は絶景で、遠く富士山もくっきりと見えますよ。

まずは長い下りの階段が続き、一気に下ります。



《1日目 13:35》丹沢山到着


《1日目 13:50》丹沢山出発
いよいよここからは未知の領域に踏み込むことになります!かなり視界は悪くなってきましたが、蛭ヶ岳に向け元気に出発!



《1日目 14:40》不動の峰休憩所
この日は風が強く雲がかかっており、楽しみにしていた眺望が全く見えなかったので、ここでは休憩を取らずにひたすら進みました。


《1日目 15:00》鬼ヶ岩ノ頭
いよいよ往路のクライマックスに突入、ゴツゴツした岩エリア・鬼ヶ岩ノ頭を慎重に抜けて行きます。途中で老夫婦とすれ違いました。この日、丹沢山からずっと一人だったので、ちょっとホッとしました。




《1日目 15:35》蛭ヶ岳山頂
ついに、ついに丹沢最高峰、蛭ヶ岳に到着!長年遠くから眺めていただけの場所に今立っていると思うと、感無量です。朝から昼にかけては猛暑の中を歩いてきて、塔ノ岳から丹沢山、蛭ヶ岳へはひたすら雲の中を無我夢中で進んできました。

視界も悪く、真夏なのにかなり肌寒かったので10分ほど滞在したら本日お世話になる蛭ヶ岳山荘へ行きました。

山小屋では優しい管理人さんにご対応いただきました。綺麗に整理されており、さらに本日は私を入れて3人ということだったので、広々とスペースを使えてとても快適に過ごせそうです。




1日目の前半、塔ノ岳までは本当に暑さとの闘い。そして塔ノ岳から蛭ヶ岳までは風と寒さに悩まされました。気温差も激しくかなり消耗しました。冷たいビールと酸っぱいよっちゃんイカ、そして夕食のカレーは疲れた体の隅々まで行き届くような美味しさでした!
《2日目 4:45》蛭ヶ岳山荘
よほど疲れていたのか、夕食の後、管理人さんと世間話や山の話をして、そそくさと寝床に入り、気がついたら朝になっていました。
小屋全体が揺れるような吹き荒れる程の強風の中、外に出てみるとご来光が!そして、昨日は何も見えなかった蛭ヶ岳の山頂から富士山の姿を現し、その美しさは言葉では言い表せないほどで、体の内から感動が押し寄せてきました!



《2日目 5:15》蛭ヶ岳山荘
身支度を整えていると、朝食の準備ができたと言われたので、いただきます。ご飯にお味噌汁、そして漬物のシンプルな朝食ですが、美味しくいただきました。
お世話になった管理人さんと同じ登山者さんたちに感謝と別れを告げて二日目(復路)がスタートしました。

《2日目 5:50》蛭ヶ岳
朝食も済ませ、しっかりと目が覚めたのでいざ大倉へ戻ります!最後にもう一度山頂へ行き、富士山の姿を目に焼き付けて出発。



相変わらずの強風で雲がビュンビュンと流れていきます。雲海も滝のような速さで神秘的な空中散歩を演出してくれます!



《2日目 6:42》鬼ヶ岩ノ頭
体が暖まり始めた頃に最初にポイント・鬼ヶ岩の頭に到着。下から見上げると中々の傾斜で迫力があります!下りより上りの方が気を使わずに登れるので、ここは一気に上がります。


《2日目 6:42》鬼ヶ岩ノ頭






















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